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MAYA初級講座 ボーダーエッジを太線で表示する

3DCGソフトMAYAを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

· MAYA初級講座,MAYA基本オペレーション

どうも秋山です。

つい先日まで半袖だったのに、いつのまにか本当に寒くなりましたね。体調管理しっかりやっていきましょう!

では、MAYAの学習を始めましょう!

ボーダーエッジを太線で表示する

ボーダーエッジってなんでしょうね?

いじりながらさぐっていきましょう。

ポリゴンのプレーンを出して、Display→Polygons→Custom Polygon Displayを実行してみてください。

次の画のように、オプションが表示されました。

いろいろな設定項目がありますね。黄線で囲んだ部分をいじってみてください。

MAYA Display→Polygons→Custom Polygon Display

これは、どういう機能なのか考えてみてくださいね。

意味がわからないかもしれませんが、わからないなりにいじってみてください。

他の設定項目をいじってもいいですよ。でも、その場合はオプションの左上にあるメニューのEdit→Reset Settingsを実行して、元にもどしてくださいね。

では、解説していきますので、一緒にいじっていきましょう。

ポリゴンのどこともつながってない、はじっこのエッジのことを境界エッジ(ボーダーエッジ)と言うんですね。

ボーダーエッジを太線で強調表示しようと思います。そうするとモデリングする時にいろいろな利点があるんです。

その利点については、おいおい解説するとして、とにかく太線表示にしてみようと思います。

File→New Sceneを実行して、MAYAを新規シーンにしてください。もし、Warningが表示されたら、Don’t Saveボタンを押してくださいね。

Create→Polygon Primitives→Sphereを実行して、ポリゴンの球体を作成してください。(pSphere1)

任意の位置のフェースを選択してください。

Deleteキーを押して、削除してください。次の画のようになりました。

MAYA sphere

学校のPCで学習している場合は、もしかしたらすでにボーダーエッジが太線で表示されているかもしれません。そういう場合は、そのまま進めてください。

MAYAのいろいろな設定をするPreferencesウィンドウを表示しようと思います。

Windows→Settings/Preferences→Preferencesを実行してください。

Preferencesウィンドウが表示されました。

しかし、このメニューよりも便利なボタンがあります。

Preferencesウィンドウをいったん閉じてください。

UI右下にある鍵マークのボタンの隣のボタンを押してください。次の画は、MAYA2014の場合です。

MAYA Preferences

MAYA2016では、次の画のようなボタンになっています。UI右下の同じ位置にあります。

MAYA Preferences

Preferencesウィンドウが表示されました。

左のCategories欄でPolygonsを選択してください。

右のPolygon Display欄でHighlightのBorder Edgesにチェックを入れてください。

Edge Widthを4に設定してください。

Saveボタンを押して、ウィンドウを閉じてください。

しかし、オブジェクトの表示に変化はないと思います。

MAYA Preferences

Create→Polygon Primitives→Planeを実行して、ポリゴンのプレーンを作成してください。(pPlane1)

プレーンの任意の位置のフェースを削除してください。

そして、プレーンをオブジェクトモードで選択してください。

次の画のように、プレーンは、ボーダーエッジが太く表示されています。

MAYA sphere plane

このようにPreferencesでの設定は、設定後に作成したオブジェクトから有効になります。

では、すでに作成していた球体のボーダーエッジを太線で表示したい場合はどうしたらよいでしょうか。

球体を選択してください。

Display→Polygons→Custom Polygon Displayを実行してください。

PreferencesウィンドウのPolygons欄と同じようなウィンドウが表示されました。

HighlightのBorder edgeにチェックを入れてください。

Edge Widthを4に設定してください。

Apply and Closeボタンを押して、実行してください。

MAYA Display→Polygons→Custom Polygon Display

球体のボーダーエッジを太線で表示することができました。

ボーダーエッジを太線で強調表示しておくと、ポリゴンとポリゴンをくっつける時に、しっかりくっついているかどうか確認しやすくなるんですね。

今は、ボーダーエッジを太線で表示する設定ができていれば、それでいいです。

今後、モデリングしていく過程で、見方を学習していきます。

MAYA sphere border edges

既存のオブジェクトのボーダーエッジを太線で表示する方法は、もうひとつあります。

球体を選択してください。

Ctrlキー+aキーを押して、AE(Attribute Editor)を表示してください。

左から2番目のpSphereShape1というタブをクリックして、表示してください。

Mesh Component Display欄を表示してください。

Border Widthを4に設定してください。

Display Bordersにチェックを入れたり、はずしたりしてみてください。

適用させたいオブジェクトが1つの場合は、この方が早いです。複数ある場合は、上記のメニューから適用させたほうがいいですね。

MAYA AE

ボーダーエッジを太線で表示する まとめ

Preferencesで設定して、ボーダーエッジを太線で表示するには

Windows→Settings/Preferences→Preferencesを実行してください。

左のCategories欄でPolygonsを選択してください。

右のPolygon Display欄でHighlightのBorder Edgesにチェックを入れてください。

Edge Widthを4に設定してください。

既に作成していたオブジェクトのボーダーエッジを太線で表示するには

オブジェクトを選択して、Display→Polygons→Custom Polygon Displayを実行してください。

HighlightのBorder Edgesにチェックを入れてください。

Edge Widthを4に設定してください。

オブジェクトのShapeノードで設定して、ボーダーエッジを太線で表示するには

AEにオブジェクトのShapeノードを表示してください。

Mesh Component Display欄のDisplay Bordersにチェックを入れてください。

Border Widthを4に設定してください。

適用させたいオブジェクトが1つの場合は、この方が早いです。複数ある場合は、メニューから適用させたほうがいいですね。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

お疲れさまでした。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。