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Maya初級講座 静止画作品制作「マカロンとお皿」⑲ レンダリング画像を保存して色調を補正する

3DCGソフトMayaを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

· MAYA初級講座,Maya2018,マカロン

どうも秋山です。

普段の食事は、サラダチキンと食パンばかりなので、ビタミンがたりないかな。やっぱサプリで補うしかないのか。

では、Mayaの学習を始めましょう!

後で他の人に教えるつもりで学習を進めていくと効果的ですよ。

前回の続きです。今回は、レンダリング画像を保存して色調を補正しようと思います。こんな感じになりますね。

Maya2018 MacaronScene Final

まずは、どのような流れで作っていくのか、この章の最後まで見てみてください。画像だけでもざっと見てみるといいですよ。

プロジェクトディレクトリーをセットする

File→Set Projectを実行して、macaron_projectにセットしてください。

macaronScene_03.mbを開いてください。必ず、File→Open Sceneを実行して、開いてくださいね。

レンダリング画像を保存して色調を補正する

レンダリング画像を保存して、Photoshopで色調を補正しようと思います。

Arnold→Arnold RenderViewを実行して、Arnold RenderViewを表示してください。

camera1の視点でレンダリングしてください。

Maya2018 macaronScene_03.mb

Arnold RenderViewのメニューのFile→Save Imageを実行してください。

Maya2018 Arnold RenderView

ファイル名欄に以下のように入力して保存してください。

macaronScene_01.exr

レンダリング画像をOpenEXR形式で保存しました。

Maya2018 Arnold RenderView

OpenEXR形式とは、tgaやjpgと違って陰影の諧調の情報をものすごくしっかり保存できるデータなのです。

ですから、色調補正した時に劣化が少ないんですね。

macaronScene_01.exrをPhotoshopで開いてください。

macaronScene_01.exrを開く時に、下図のようなウィンドウが表示されます。

「アルファチャンネルとして」にチェックを入れて開いてください。

この設定については、今は気にしないでください。

Photoshop OpenEXR

下図のようになりました。

Photoshop macaronScene_01.exr

イメージ→モード→ を確認してください。

32bit/チャンネルにチェックがあると思います。

Photoshop macaronScene_01.exr

ちなみに、tgaやjpgは、8bit/チャンネルにチェックがあります。

これは諧調の情報の大きさを表しています。

しっかりカラー管理をして作った32bitの陰影情報を持つ画像データは、色調補正を行っても画像の劣化が少なくてすむのです。

8bitの画像の場合は、陰影を調整すると、きれいなグラデーションがなくなって、陰影の変化の段階が目に見えてしまうことがあります。いわゆるマッハバンドというものです。

画像の劣化について、今はあまり気にしすぎても仕方がないので、色調補正をしていきましょう。

イメージ→色調補正→ にあるメニューを使って色調補正を行ってください。

主に以下のメニューを使ってください。

レベル補正、露光量、色相・彩度

Photoshop macaronScene_01.exr

私は、レベル補正を少しいじった程度で、よしとしました。

Photoshopに慣れている人は、他のどのメニューを使ってもかまいません。

OpenEXR形式で、macaronScene_final.exrというファイル名で保存してください。

Photoshop macaronScene_final.exr

OpenEXR形式は、他のソフトで開けないことが多いです。

もっと汎用性が高い形式でも保存しておこうと思います。

まずは、この画像を8bit/チャンネルに変換しようと思います。

イメージ→モード→8bit/チャンネルを実行してください。

Photoshop macaronScene_final.exr

そうすると、HDRトーンが表示されます。

方法を「露光量とガンマ」に設定して、そのままOKボタンを押してください。

HDRトーンの使い方がわかっている人は、もっといろいろ設定してもいいです。

画像が8bit/チャンネルに変換されました。

Photoshop macaronScene_final.exr

ファイル→別名で保存 を実行して、jpg形式で画像を保存してください。

画質の設定は、中か高でいいでしょう。

Maya2018 macaronScene_final.jpg

macaronScene_final.jpgというファイル名で保存してください。

jpgは不可逆圧縮形式ですので、画像が劣化します。

これは、あくまでも簡易提出用です。

OpenEXR形式の画像のファイルもしっかりとっておいてくださいね。

これで「マカロンとお皿」の完成です。

ここまでよくがんばりました。

がんばった人には、チョコをあげましょう!

お疲れさまでした。

静止画作品制作「マカロンとお皿」⑲ レンダリング画像を保存して色調を補正する まとめ

Arnold RenderViewで画像を保存するには

Arnold RenderViewのメニューのFile→Save Imageを実行して、OpenEXR形式で保存してください。

OpenEXR形式とは、tgaやjpgと違って陰影の諧調の情報をものすごくしっかり保存できるデータ形式です。

ですから、色調補正した時に劣化が少ないのです。

OpenEXR形式は、開く時に「アルファチャンネルとして」にチェックを入れて開いてください。

Photoshopで、画像の色調を補正するには

イメージ→色調補正→ にあるメニューを使って色調補正を行ってください。

OpenEXR形式をjpg形式に変換するには

OpenEXR形式は、他のソフトで開けないことが多いです。

イメージ→モード→8bit/チャンネルを実行してください。

そうすると、HDRトーンが表示されます。

方法の設定を「露光量とガンマ」に設定して、そのままOKボタンを押してください。

画像が8bit/チャンネルに変換されました。

jpg形式で画像を保存してください。

この章で学んだことを、他の人に教えることができますか?教えることができるなら大丈夫です。もし、そうでない場合は、もう一度復習しておいてくださいね。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。