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MAYA初級講座 ノーマル(法線)③

3DCGソフトMAYAを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

· MAYA初級講座,MAYA基本オペレーション

どうも秋山です。

今年、このブログを読んでくださった方、ありがとうございました。また新年からもよろしくお願いいたします。

では、MAYAの学習を始めましょう!

後で他の人に教えるつもりで学習を進めてくださいね。

ポリゴンの表裏を反転する

ポリゴンフェースには表と裏があります。

モデリングの過程で、いろいろポリゴンを編集しているとポリゴンが裏向きになっていることがあるんですね。

オブジェクトの外に向いている面が、いつも表面(おもてめん)になっているとは限らないんです。

そういう場合は、全てのポリゴンが表(おもて)を向いているように修正しなければなりません。

この章では、ポリゴンフェースの表裏を反転する方法を学習しようと思います。

Create→Polygon Primitives→Sphereを実行して、ポリゴンの球体を作成してください(pSphere1)

任意の位置のフェースを選択して、削除してください。

MAYA pSphere1

ボーダーエッジを太線で表示してください。

表示方法を覚えていますか? もし、忘れてしまった人は、「ボーダーエッジを太線で表示する」を復習しておいてくださいね。

broken image

フェースノーマルを表示して、ポリゴンフェースの表裏を確認しようと思います。

pSphere1を選択して、Display→Polygons→Face Nomalsを実行してください。

MAYA Face Nomals

各フェースの中心にフェースノーマルが表示されました。

フェースノーマルが出ている方向が表(おもて)です。

MAYA Face Nomals

ポリゴンフェースの表裏を反転しようと思います。

Normals→Reverse(MAYA2015以前)

Mesh Display→Reverse(MAYA2016以降)

を実行してください。

MAYA Mesh Display→Reverse

ポリゴンフェースの表裏が反転しました。

実行直後は、次の画のようになっています。

MAYA Mesh Display→Reverse

オブジェクトモードで選択してください。

MAYA Mesh Display→Reverse

Display→Polygons→Face Nomalsを実行してください。

フェースノーマルが非表示になりました。

最近のMAYAのバージョンでは、ポリゴンの裏が黒く表示されるようになったので、フェースノーマルを表示しなくても表裏がわかりやすくなっています。

フェースノーマルを表示しなくてもいいっちゃあいいんですね。

次の画は、MAYA2018のものです。

MAYA Face Nomals

次の画は、MAYA2014のものです。

フェースノーマルを表示していないとポリゴンの表裏がわからないですね。

MAYA2014以前のバージョンで作業している場合は注意してください。

ポリゴンが裏向きのまま気がつかないでモデリングしてしまうかもしれません。

MAYA2014 Face Nomals

MAYA2014以前では、パネルメニューのLighting→Two Sided Lightingのチェックをはずしてください。

MAYA2015以降と同じように表裏がわかりやすくなります。

MAYA2014 Face Nomals

任意の位置のフェースを選択してください。

MAYA Select Face

Normals→Reverse(MAYA2015以前)

Mesh Display→Reverse(MAYA2016以降)

を実行してください。

選択していた部分だけポリゴンフェースの表裏が反転しました。

ボーダーエッジが太線になっていることからもポリゴンフェースの表裏が統一されていないことがわかります。

まだ大部分は裏向きのままです。

MAYA Reverse

フェースノーマルも表示して確認してみようと思います。

pSphere1をオブジェクトモードで選択してください。

Display→Polygons→Face Nomalsを実行してください。

MAYA Face Nomals

ポリゴンフェースの向きを表向きにそろえようと思います。

Normals→Conform(MAYA2015以前)

Mesh Display→Conform(MAYA2016以降)

を実行してください。

MAYA Conform

すべてのポリゴンフェースが裏向きになってしまいました。

このメニューは、ポリゴンフェースの表裏をその大部分が向いている向きにそろえるというものなんですね。

MAYA Conform

Normals→Reverse(MAYA2015以前)

Mesh Display→Reverse(MAYA2016以降)

を実行してください。

全てのポリゴンフェースが表向きになりました。

MAYA Reverse

今回は、わざと一部の表裏を反転させましたが、モデリングの過程で、いつのまにか一部のポリゴンが裏向きになっていることがあるんですね。

そういう場合は、全てのポリゴンが表(おもて)を向いているように修正してくださいね。

ノーマル(法線)③ まとめ

ポリゴンの表裏を反転するには

Normals→Reverse(MAYA2015以前)

Mesh Display→Reverse(MAYA2016以降)

を実行してください。

フェースノーマルを表示するには

Display→Polygons→Face Nomalsを実行してください。

MAYA2014以前のバージョンでは、パネルメニューのLighting→Two Sided Lightingのチェックをはずしてください。MAYA2015以降と同じようにポリゴンの表裏がわかりやすくなります。

ポリゴンの表裏をそろえるには

Normals→Conform(MAYA2015以前)

Mesh Display→Conform(MAYA2016以降)

を実行してください。

ポリゴンフェースの表裏をその大部分が向いている向きにそろえることができます。

この章で学んだことを、他の人に教えることができますか?教えることができるなら大丈夫です。もし、そうでない場合は、もう一度復習しておいてくださいね。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

お疲れさまでした。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。