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Maya初級講座 ライティング・レンダリング④(Maya2018)

3DCGソフトMayaを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

2018年3月19日

どうも秋山です。

B級映画を吹替え版でだらだら観ながら作業するの楽しいっすね。学生が実況動画観ながら絵を描いたりする気持ちがわかるね。くせになりそうだ。

では、Mayaの学習を始めましょう!

後で他の人に教えるつもりで学習を進めていくと効果的ですよ。

前回の続きです。この章は、Maya2018用です。Maya2017以前のバージョンのMayaをお使いの場合は、やらなくていいですよ。

今回は、ここまで進めたいと思います。

プロジェクトディレクトリーをセットする

horizontStudio_projectにセットしてください。

前回作成したhorizontStudio_03.mbを開いてください。

反射板(レフ板)を配置する

全体に光が行き渡るようにするために、反射板(レフ板)を置こうと思います。

Create→Polygon Primitives→Planeを実行して、ポリゴンのプレーンを作成してください(pPlane1)

pPlane1をかなり大きく拡大して、天井近くに配置しようと思います。

CBで、Translate Yに550を、Scale X、Y、Zに1000を入力して、pPlane1を1000倍に拡大してください。

下図のようになりました。

反射板(レフ板)の材質を作成する

pPlane1を選択してください。

pPlane1上でRMB(右マウスボタン)を押して、マーキングメニューを表示してください。

Assign New Materialを実行してください。

Surface Shaderをクリックしてください。

pPlane1にsurfaceShader1をアサインすることができました。

AEに、surfaceShader1が表示されました。

もし、表示されていない場合は、AEでsurfaceShader1のタブをクリックしてください。

surfaceShader1のOut Colorを白に設定してください。

SurfaceShaderというのは、陰影が全く無いべた塗りの材質なんですね。

撮影スタジオなんかにある白いレフ版を作成したというわけです。

pPlane1は、上側が表面(おもてめん)になっています。

下側が表面(おもてめん)になるように、ポリゴンフェースを反転しようと思います。

pPlane1を選択したままで、Mesh Display→Reverseを実行してください。

下図のようになりました。

Render Viewを表示して、camera1の視点でレンダリングしてください。

明るくなって、いい感じになりましたね。でも、もう少し明るくしてもいいかな。

そして、レンダリングを計算する時間が少しかかるようになりましたね。

horizontStudio_04.mbというファイルネームで、シーンデータを保存してください。

反射板(レフ板)を発光させる

反射板(レフ板)の色をさらに白く設定しようと思います。

surfaceShader1をAEに表示してください。

ささっと表示できましたか?

OutlinerでpPlane1を選択して、Ctrlキー+Aキーを何回か押してみてくださいね。AEが表示されると思います。

AEが表示されたら、surfaceShader1のタブをクリックしてください。

surfaceShader1のOut Colorの色の部分をクリックしてください。

Color Chooser(カラーチューザ)が表示されました。

Color Chooserの設定が、HSVになっていることを確認してください。

HSVのVの値は、1以上に設定することもできるんです。

そうすると、既に白なのですが、さらに白くすることができるというか、オブジェクト自体が発光しているようにできるんですね。

HSVのVの値を1.5に設定してください。スライダーでは1までしか設定できないので、しっかり数値を入力してくださいね。

カーソルをColor Chooserの外に出してください。

自動的にColor Chooserが閉じました。

Render Viewを表示して、camera1の視点でレンダリングしてください。

さらに明るくなって、いい感じになりましたね。

pPlane1が、反射してオブジェクトに映り込んでいてもかまいません。

むしろ、つやがいい感じに表現されています。

反射板(レフ板)を配置すると、全体的に明るくするだけでなく、オブジェクトのつやを演出できるので、いいんですね。

でも、よく見るとレンダリング画像がちょっとざらざらしていますね。

シーンデータを保存する。

シーンデータを保存しようと思います。

File→Save Scenes Asを実行してください。

File name欄にhorizontStudio_05という名前を入力して、保存してください。

自分のプロジェクトディレクトリーのscenesフォルダに保存してくださいね。

今回は、ここまでです。次回、レンダリングの計算精度を上げようと思います。

ライティング・レンダリング④(Maya2018) まとめ

反射板(レフ板)を作成するには

ポリゴンのプレーンを拡大して、反射板(レフ板)を作成してください。

反射板(レフ板)を発光体にするには

Surface Shaderをアサインしてください。

Out Colorを白にして、HSVのVの値を1以上に設定してください。

この章で学んだことを、他の人に教えることができますか?教えることができるなら大丈夫です。もし、そうでない場合は、もう一度復習しておいてくださいね。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。